行政書士の通信講座を始める前に読むブログ!!
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以前、当ブログで行政書士試験に合格するために必要な勉強時間とそれらを踏まえた勉強開始時期について以下の記事でまとめており、初学者の場合は約9ヶ月間(勉強開始は2月上旬)、学習経験者の場合は約6ヶ月間(勉強開始は5月上旬)の勉強時間が必要になってくると解説しておりました。


この記事の内容について、当ブログの問い合わせフォーム経由で初学者でも半年間の勉強で合格できないの?的な質問をちょくちょく頂いており、その都度シュミレーションし直して回答をしていたのですが、毎回同じ内容を書くのもアレなんで記事でがっつりまとめてみようかと思います。

まぁ、以前の記事をベースに考えた場合、単純に9ヶ月かかる期間を3分の2に短縮すればイイと言えばそれまでなんですが、現実的に可能なラインなのかについて掘り下げてシュミレーションしてみたいと思います。

まずは行政書士試験に受かるための勉強時間のおさらい

一般的に初心者・初学者の方が行政書士試験に合格するための勉強時間として約800時間必要と言われております。
もちろん、勉強方法や個人のスペック等で前後するとは思いますが、とりあえずはその時間をこなさなければいけないということにします。

で、800時間を6ヶ月間(180日間)でこなすとなった場合、単純に割り算すると

800時間 ÷ 180日間 = 5時間

という結果になり、つまりは1日5時間の勉強を半年間続ければ合格するためのレベルに達することが出来るという計算になります。

ただし、平日働いているサラリーマンの方が仕事が終わってから毎日5時間勉強するとなると、まぁ至難のワザになってくると思います。

また、毎日定時あがりで比較的時間の都合が付く方ならまだしも、不定期に残業があったりする方の場合、さらに難しくなってくるでしょう。
※むしろ後者のパターンの方のほうが多いと思います。

その辺を見越してシュミレーションする場合、やはり平日と休日とで勉強時間の配分を調整することが重要となってくると思います。

行政書士本試験までの半年間の日ごとの勉強時間を詳細にシュミレーション

では、具体的にどの日にどれくらいの時間を試験対策に注ぎ込めばよいのかを掘り下げていこうと思いますが、平日/休日といった切り口からさらに突っ込んでカレンダーレベルで割り出してみたいと思います。

なお、色々と条件を設定しておかないとおかしくなりますので、以下の前提で話をすすめます。

  • この記事を書いているのが2017年5月となってますので、行政書士の本試験が2017年11月16日(火)を基準とする
  • 行政書士の本試験の180日前が2017年5月14日(日)になるので、その日を勉強開始日とする
  • 土日祝は休日として扱う

カレンダーから行政書士本試験までの平日/休日を割り出す

◆2017年5月
123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031
■学習対象日数
平日:12日 休日:4日
◆2017年6月
123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930
■学習対象日数
平日:22日 休日:8日
◆2017年7月
1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031
■学習対象日数
平日:20日 休日:11日
◆2017年8月
12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031
■学習対象日数
平日:22日 休日:9日
◆2017年9月
12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
■学習対象日数
平日:20日 休日:10日
◆2017年10月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031
■学習対象日数
平日:21日 休日:10日
◆2017年11月
1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930
■学習対象日数
平日:7日 休日:4日

平日/休日の日数を算出

平日休日
5月12日4日
6月22日8日
7月20日11日
8月22日9日
9月20日10日
10月21日10日
11月7日4日
合計124日56日

やっと出た。。
と、言うわけで、行政書士の本試験までの半年間のうち平日は124日、休日は56日あるというところまでは分かりました。

で、ここから平日、休日でそれぞれ何時間くらい勉強すれば合格までの標準学習時間に到達するのかを計算してみますが、この場合、平日に何時間勉強するかでパターンが分かれてきますので、ここでは平日の勉強時間を2時間、3時間、4時間の3パターンで計算しみてます。

平日に2時間勉強する場合のパターン

日数勉強時間合計
平日124日2時間248時間
休日56日9.9時間554.4時間
802.4時間

平日に3時間勉強する場合のパターン

日数勉強時間合計
平日124日3時間372時間
休日56日7.7時間431.2時間
803.2時間

平日に4時間勉強する場合のパターン

日数勉強時間合計
平日124日4時間496時間
休日56日5.5時間308時間
804時間

上記の計算結果より分かることとしては、平日2時間程度の勉強では休日に尋常じゃない勉強時間(約10時間)をこなす必要があるため、ハッキリ言って現実的ではないということが読み取れると思います。

上記パターンだと、平日だと出来れば4時間、少なくとも3時間をコンスタントにこなすようにすれば休日での勉強時間は比較的に現実的な時間に収まるかと思いますので、まずはこの辺りのラインで設定をしてもらえればよいかと思います。

なお、あくまでもカレンダーの暦通りの割り出しとなってますので、サラリーマンの方だとこの期間内であればお盆休み、9月のシルバーウィークなど有給休暇などと絡めて長期連休を取れるケースもあると思いますので、そういった期間を有効活用することをおすすめします。

まとめ


行政書士の本試験までの半年間でこなすべき平日と休日の勉強時間について長々と計算してみましたが、短い期間の中でも日々の勉強時間の設定をやっておけば、目標までどの程度頑張ればイイのかが明確になります。

期間が短いからとやみくもに勉強をやってしまうと、やり始めはモチベーションが高いのでガッツリ出来るかもしれませんが、必ずと言っていいほど途中で息切れして途中リタイア、ということも往々にしてありますので、まずはキッチリと目標設定をして計画するようにしましょう!

なお、平日に3~4時間の勉強時間をこなせばイイと簡単に書きましたが、まぁ、こちらもそんなに簡単なもんではありません。が、以前当ブログでこのあたりの勉強時間の捻出方法について記事にまとめておりますので、本記事とあわせてチェックしてみてください。

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