最近では、通信講座でも講義教材が含まれているものも多く出回っており、流れ的にはむしろ付いてないほうが少ないというくらい「通信講座 = 講義もセット」というのがスタンダードになりつつあります。
以前だと、授業を受けながら資格取得の勉強をするとなると、資格学校に通学するしか手がありませんでしたので、そう考えると便利な世の中になったもんです。
学校に行かずとも専門講師による授業を受けることが出来る通信講座ですが、講義教材の提供方法、収録方法、講義の質等、通信講座で良し悪しがあります。
そこで、本記事では講義教材を選ぶ際のポイントを主に3つの視点で紹介してますので、これから通信講座を探される方はぜひ参考にしてください。
ポイントその①
提供方法をチェックする
講義教材は主に以下の3つのパターンで用意されており、資格学校ごとで用意されている提供方法はそれぞれ異なっております。
音声講義 |
講義音声データ(おもにMP3ファイル)をダウンロードして、スマホやポータブルプレーヤーで再生する形式やCDとして送ってくれます。最近ではインターネット経由でストリーミングで聞けるところも増えてます。主に電車の中などで聞きながら学習するのに非常におすすめ。 |
Web視聴 |
インターネットを介して講義動画を視聴する形式です。以前はパソコンでのみ再生できるところが多かったですが、最近はスマホやタブレット端末などネットにつながってるデバイスなら視聴できるマルチデバイス対応が主流です。場所、時間問わず映像講義で学習できる点がグッドです。 |
講義DVD |
インターネットが出来る環境がなかったり、メディアとして保管しておきたい方におすすめなのがDVD形式。プレーヤーがあればテレビでもパソコンでも視聴出来ます。内容的な違いはWeb視聴と差はありませんが、DVDとして配布される分、費用として少し割高になるところが多いです。 |
個人的には生の授業に近い臨場感を味わいながら授業が受けられる映像講義がおすすめです。
なお、Web視聴の映像講義の場合、多くの方がスマホで見られると思いますが、うっかり視聴し過ぎてしまうと、パケット制限に引っかかっちゃいますので、Wi-Fi経由で視聴するなどしてうまく調整するようにしましょう。
ポイントその②
収録方法をチェック
収録方法としては、実際の生講義の内容を収録した形で配信・配布される形式と通信講座専用に収録された形式の2つがあります。
通学講座、通信講座の両方を運営している大手資格学校であれば、前者の生講義収録パターンが多く、通信専門で行っているところは、字のごとくそれ専用に収録しております。
個人的には生講義収録パターンだと、生の臨場感は確かに感じることは出来ますが、講師の目線がブレていたり、収録の関係上、声が聞こえづらかったりと何がしか「ん?」と思えるポイントがあるかと。
通信講座用の収録講義であれば、そういったことがかなり少ないので、個人的にはこちらがおすすめです。
ポイントその③
講義クオリティをチェック
講義のクオリティと一言でいっても色々なポイントがありますので、以下に個人的に押さえておきたいクオリティポイントを挙げておきます。
映像クオリティ |
これは単純に映像画質のクオリティの話です。 モノによっては画質が荒く非常に見ずらいといった講義教材もあり、長時間の視聴に耐えられないといったものもあったりします。なるべく映像クオリティの高いもの(ハイビジョン撮影など)を選ぶようにすれば、見ずらいといったことはないと思います。 ※ここは実際に見て判断がベスト |
構成のクオリティ |
生講義の場合は、単純に黒板の前に講師がいて授業を進める構成となっておりますが、通信講座専用の講義の場合、電子黒板を用いて背景にテキストの内容を映し講師がそれに沿って授業を進めるものや、テレビなどでよくある映像合成(テキスト内容をバックに合成)をして授業を進めるものなど、結構考えられた構成のものがあります。個人的にはちょっとそういう工夫を凝らした講義に惹かれますね。 |
講師のクオリティ |
これは単純に講義を行う講師のスペックに依存します。 細かい話、聞き取りにくい声とか話す間(ま)など、人によっては合う合わないがありますので、事前に確認出来るものはしておくべきです。 あと、個人的に結構重要だと思うポイントは、説明している内容に対して例を踏まえた解説やそこから派生した内容を交えて授業を行ってくれるかだと思います。 特に行政書士の試験範囲は広いので、効率的にインプットをしていくには印象に残るエピソードをセットに記憶していくのがベストだと思いますので、ココは押さえておきたいところでしょうか。 |
クオリティに関しては、個人的な好みを色々交えてご紹介しておりますが、まぁ、こればっかりは実際に自分の目で見て判断するしかないかと思います。
最近では、公式サイトでサンプル講義が視聴できるところや、資料請求時に講義DVDのサンプルを送ってくれるところなど、受講前にどういった講義なのかが確認できるところも増えてきておりますので、タダ見れるものはドンドン見てご自身で比較してもらうのがベターだと思います。
最後に、本記事の〆としてサンプル講義が視聴できるものを集めてみましたので、受講をご検討中の講座、ちょっと気になっていた講座があればぜひチェックしてみてください。
資格学校 | テキストの確認 | リンク |
クレアール | 無料資料請求でテキスト、講義DVDのサンプルがもらえます | 公式サイト |
フォーサイト | 無料資料請求でテキスト、講義DVDのサンプルがもらえます | 公式サイト |
スタディング | 無料会員登録を行えば、有料講義が期間限定で無料視聴出来ます | 公式サイト |
資格スクエア | 無料会員登録を行えば、有料講義が期間限定で無料視聴出来ます | 公式サイト |
資格の学校TAC | 公式サイト上で、一部の講義をWEB視聴することが出来ます | 公式サイト(Web視聴ページ) |
資格の大原 | 公式サイト上で、一部の講義をWEB視聴することが出来ます | 公式サイト |
LEC東京リーガルマインド | 公式サイト上で、一部の講義をWEB視聴することが出来ます | 公式サイト(Web視聴ページ) |
LA(エルエー) | 無料資料請求をすれば、本試験解説DVD、ガイダンスDVDがもらえます | 公式サイト |
伊藤塾 | 公式サイト上で、一部の講義をWEB視聴することが出来ます | 公式サイト |
四谷学院 | 公式サイト上で、サンプル講義をWEB視聴することが出来ます | 公式サイト |
藤井行政書士予備校 | 公式サイト上で、INPUT講義をWEB視聴することが出来ます | 公式サイト |
辰巳法律研究所 | 公式サイト上で、一部の講義をWEB視聴することが出来ます | 公式サイト(Web視聴ページ) |
アガルートアカデミー | 公式サイト上で、一部の講義をWEB視聴することが出来ます | 公式サイト(Web視聴ページ) |