通学講座、通信講座問わず、行政書士試験の対策講座の良し悪しを決めると言っても過言ではないのがメインテキスト教材。
合格者を多く輩出しているからとか、知名度が高いからという理由でリサーチを全然せずに受講してしまい「教材が絶望的に合わなかった」といった意見も少なくありません。
そう、結局は自分に合うか合わないかが大きなポイントとなってきます。
そこで本記事では、テキスト教材を選ぶ際にどういったポイントを見ていけばよいのかを解説しておりますので、これから講座探しをされる受験生の方はぜひ参考にしてください。
外せないポイント①
講座オリジナルか?市販教材か?
まず最初に見ておきたいのが、使用しているテキストが講座オリジナルなのか市販教材なのかという点です。
こちらについては、それぞれメリット、デメリットがありますので以下に挙げておきます。
メリット | デメリット | |
講座オリジナル |
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市販教材 |
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なお、資格講座がどちらのパターンの教材を使用しているかについては、各資格学校の公式サイトか講座パンフレットなどで明記しているので、そちらでチェックするようにしましょう。
外せないポイント②
配色、大きさ、分量、図表、イラストなど作りは自分好み?
テキストの作りの部分も人によっては非常に重要なポイントになってきます。
それぞれの特徴を掴みつつ、自分合ったテキストを選ぶようにしましょう。
配色 | 主にフルカラー、2色刷り、モノクロのパターンに分かれます。個人的には2色刷り以上のモノがメリハリがあって読みやすいと感じます。 |
大きさ/分量 | 外出先で勉強することも視野に入れるのであれば、あまり大きすぎるものなどを避けたいところ。 B5サイズくらいであれば大きなカバンでなくても入れやすいでしょう。 あと、科目ごとに分冊されていれば1冊の重さも知れてますので、持ち運びに便利です。 |
図表/イラスト | 法律中心の学習であるため、文字での説明以外に図表による体系的な説明や絵・イラストによる視覚的な説明があったほうが読みやすさは上がる、と個人的には感じます。 特に初学者の方はこのポイントは重視するべきかと。 |
外せないポイント③
毎年の法改正に対応したフレッシュな教材か?
行政書士試験では、試験年度の4月1日時点での法令(憲法、行政法、民法、商法など)をもとに出題されますので、前回試験から法改正があった点についてももちろん対象となってきます。
そして、この法改正があった部分が毎年よく出題されるポイントとなってきますので、資格講座で使用するテキストについても、この法改正部分をキッチリ押さえているかが重要となります。
ただし、講座の開講・販売時期によってはテキストへの反映が間に合わないところもありますので、法改正部分については、別冊子などでキッチリと受講生に連携してくれるところを選ぶようにしましょう。
可能な限り実物やサンプルをチェックしておこう
※写真はフォーサイトのサンプルテキスト
外せないポイント①③に関しては、講座の公式サイトや案内パンフレットで情報収集することが出来ますが、テキストの実際の見た目の部分については、実物を見てみないことにはなかなか判断が付かないと思います。
が、最近では講座パンフレットを資料請求するとサンプルテキストを一緒に送ってくれるところや、公式サイトで使用テキストを数ページ分見れるようにしてくれていたりと、以前に比べると事前に確認することが出来る環境になってきてます。
なので「百聞は一見に如かず」とばかりに事前に確認出来るものは現物を手に取ってチェックをするようにしましょう。
なお、以下の資格学校では事前にテキストを確認することが出来ますので、受講をお考えの講座があればご活用ください。
資格学校 | テキストの確認 | リンク |
クレアール | 無料資料請求でテキスト、講義DVDのサンプルがもらえる | 公式サイト |
フォーサイト | 無料資料請求でテキスト、講義DVDのサンプルがもらえる | 公式サイト |
資格の学校TAC | サンプルはないが、公式サイト内でかなり詳しく解説しているページあり | 公式サイト |
資格の大原 | 公式サイトでテキスト・問題集のサンプルが見れます | 公式サイト |
ユーキャン | 公式サイトでテキストのサンプルが見れます | 公式サイト |
LA(エルエー) | 市販教材: うかる! 行政書士 総合テキスト(日本経済新聞出版社) | Amazonで確認 |